2021年3月25日木曜日

Manjaro Linux 21.0 上で使う VMware Workstation 15.5 Pro

 Manjaro Linux 21.0 から,Linux Kernel の推奨が 5.10 になっていた。これまで,5.4 をずっと使ってきたが,そろそろ新しくするか。

注意しなければいけないのは,VMware Workstation 15 Pro を Manjaro Linux で使うとき。楽なのは Kernel を 5.4 で起動する。これなら,下に書いてあるような作業はいらない。

Manjaro Linux 21.0 デフォルトの 5.10 にすると。VMware Workstation 15.5.7 Pro が起動しない。後述するが,

    vmware-modconfig --console --install-all

で,カーネル再ビルドが出来なくなる=起動しなくなる。カーネルが変わり,Segmentation Fault を吐いて落ちるため,ArchWiki に書かれているトラブルシュートは通用しない。

ぶっちゃけ,Player で良ければそっちの最新版を使えばいいだけの話。だが,自分は Pro 版のアップグレードは来年予定。それまでは旧版を使いたい。なので,回避策を。

https://github.com/mkubecek/vmware-host-modules/

で,インストールしている VMware とバージョンが一致するモジュールがあるか確認。

確認できたら,マスターツリーにある INSTALL の通りにインストールすればOK。

……で,ぶん投げるのもアレなので,一応 1 番目のやり方で手順を。


適当なディレクトリに,モジュールをダウンロード。

  wget https://github.com/mkubecek/vmware-host-modules/archive/workstation-15.5.7.zip

で,展開。

  unar workstation-15.5.7.zip

展開ディレクトリに移動して make 。

  cd vmware-host-modules-workstation-15.5.7

  make

 make install は,管理者権限で。

  sudo make install

インストール後は,

  sudo /etc/init.d/vmware restart

で,デーモンをリスタート。

初めてこの方法でモジュールをビルドした場合,このままでは vmware-modconfig のせいで vmware では起動しない。
  • vmware-modconfig を置き換えるか
  • 起動しないように編集するか
  • 直接起動するか
を,選ぶ。一度この処理をしておくと,次回の Kernel アップデート時は,モジュールのビルドと,デーモンのリスタートだけでいい。

で。
仮に,2番めの vmware-modconfig を起動しないように vmware を編集する場合は,

  sudo vi /usr/bin/vmware

で,ファイルの最後らへんに vmware-modconfig を呼び出しチェックしている。exec で,/bin/vmware な処理をしているところだけ残して,前後の if fi をコメントアウトする。
……そのまま貼っつけたら,もしかしたらコード引用とかで引っかかるのが嫌なので。

その他の2つの手段は,次のフォーラムに回答が載ってる。

https://communities.vmware.com/t5/VMware-Workstation-Pro/Linux-5-8-host-support-like-VirtualBox-this-year-or-next/td-p/2296575

それでは,快適な旧バージョンの VMware Workstation Pro ライフを。

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