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マツダとスバルのハンドリング

この間,インプレッサのC型を乗らせてもらう機会があったことから,アテンザ,今はマツダ6か。と,レヴォーグのコーナー時の明確な違いが理解できた気がする。 2車種の違いというよりは,2社の違いかもしれない。 アテンザワゴンって,コーナー進入中はいつまでもロールがかかっているような感覚なんですよ。クリッピングポイントまでゆっくりと横Gが増していき,過ぎるとまたゆっくり横Gが感じ取れなくなっていく。また,外側へ荷重がかかっているのが,横Gだけじゃなくて車体の傾きからドライバーに伝えられるような感覚。 だから,ロールが気持ちいい。自分が車を操作している感じがすごく高まる。限界点も明瞭。 レヴォーグというよりは,スバル,ですが。マツダのそれと全く逆です。 進入すれば,できるだけ立て直そうとする。「あ,この程度の荷重でしたら,自分もう直進できますんで。」とばかりに,コーナーを直進で進もうとする力が半端ない。多分これが,乗り換えたばかりのときに後ろから蹴られる感じがするという感想を持った原因。 極端に言えば,横Gのかかり方が, マツダは山形 スバルは台形 と,思いました。 あ,もちろん両者とも急なハンドル操作をすれば不快な山形になるし,2段階ハンドル操作をすれば不快な台形にもなるよ。 どちらが好みかって?……難しいね。アテンザワゴンのディーゼルエンジンによるフロントの重さを感じながらヨイショって曲がっていく感覚も好きだし,レヴォーグの全輪駆動なのにインに切り込まれていく感覚も楽しい。 ただ,スバルはその立ち直りの速さのために,限界を教えてくれる前に破綻しそうで怖さがあります。