2011年9月30日金曜日

SO-02C の root 取得手順

すでに多くのまとめがあるが、自分専用にさらにまとめ直しておく。
root 奪取によってサポートと保証は対象外となるので、やる場合は覚悟の上行うこと。
下記の通りやって文鎮化しても、一切責任はとれないし、ドコモショップに駆け込むようなバカなマネは止めること。

2011/10/27 追記: ワンクリックが出ちまったので、Flashtools のROM作成にしか役に立たなくなったか?
2011/10/14 追記: ConvertTools と su が分からんと言われたので、ちょっと追加

事前にやっておくべき事

必要なもの
  • Windows が動作するパソコン( Windows7 Professional x64 を使用)
  • Xperia arc (SO-01C)
  • Xperia acro(SO-02C)
  • 保証を捨てる無茶な心
パソコン側でやっておくこと
  • android SDK を導入。64bit 版なんて無いので、32bit 版。よって64bitOSであっても導入するJDK は32bit 版になります。
  • Sony Ericsson Update Service (以下SEUS)を導入
  • FlashTool v0.3.0.0  を xda developpers から入手
  • 復号化ツール ConvertTool.zip を xda developpers から入手
  • acrobreak を入手
SO-01CとSO-02C側でやっておくこと
  • 設定-アプリケーション-開発-USBデバッグにチェック
  • 端末が初期化されるので、バックアップをとにかく取る

コマンドプロンプトってなにー?な状態では、失敗するリスクが非常に高まります。チャレンジ精神は買うけれども、出来ればちょっとだけ詳しいように見える人に頼んだ方が無難です。


 FlashTool 用の Firmware を作成する
既に arc , acro 共に ftf が手元にあるなら、この作業は不要。

まず、Xperia arc(SO-01C)。
  1. SEUSをパソコンへインストールして、起動。
  2. バックキーを押しながら接続しろと言われるので、画面の指示通りに。
  3. 暫く待つと、端末が初期化され、バックアップイメージが次のディレクトリに作成される。
    x64 の場合 C:\Program Files (x86)\Sony Ericsson\Update Service\db\xxxxxxxx\blob_fs\
    このうち、FILE_xxxxxxxxx から始まるファイルがバックアップイメージ。
  4. FILE_xxxxxxxxx を別のディレクトリにコピーしておく
  5. FILE_277848811 を復号化ツール ConvertTool.zip に含まれるツールで復号化。
    復号化には中に含まれる SeusDecrypt.bat を使用すること。
    このファイルにドラッグしても動かない場合はコマンドプロンプトを開き、
    SeusDecrypt.bat FILE_277848811
    とやれば ok 。
  6. 復号化すると、FILE_277848811.tgz が作成されるので、さらに解凍。
  7. 解凍すると FILE_277848811.tar ファイルが作成されるので、このファイル名を loader.sin へ変更。
  8. FlashTool を起動して、Advanced - Decrypt Files を選択。
  9. ディレクトリの指定で、先ほど FILE_xxxxxxxxx をコピーしたディレクトリを指定。
  10. 左側の一覧に FILE_xxxxxxxxx とloader.sin が表示されるので、すべて選択して右の一覧へ移動して、OK を押す。
  11. 次のダイアログで、左の一覧(Folder List:) 内のファイルをすべて選択し、右の一覧(Firmware Contents:) へ移動。
  12. Device, Version, Branding は適当に何でも良いので入力。SO-01C, 3.0.D.2.79, docomo とでも入力して、OK を押す。
  13. ログ画面に完了メッセージが出れば、FTFファイル作成完了。
  14. Flashtool のインストール先のディレクトリに、/firmwares/ があり、その中にDevice_Version_Branding.ftf ファイルが作成されているハズ。
次に、Xperia arco(SO-02C) 。
  1. arc と一緒……だけではアレなので、復号対象のファイル名はFILE_278020564 。
arc の kernel と system を acro に焼く
  1. Flashtool を起動して、Flash を押す。
  2. Device で SO-01C を選択し、Firmware Content で、system.sin と kernel.sin を選択し、Wipe User Data のチェックを外して OK を押す。
  3. バックキーを押しながら、acro を USB 接続しろと言われるので、言われたとおりにする。
  4. Flashtool で arc の ROM が焼かれるまで待つ。
  5. 焼くのが終了したら acro の電源が落ちるので、一度 PC から外して電源を入れる。
自分の環境では、この段階で acro の画面が docomo ロゴでフリーズしました。気にせず続けます。

acrobreak を実行する
acrobreakを c:\hoge\ へ置いてあるとします。
  1. docomo ロゴでフリーズしていますが、気にせず PC に接続する。
  2. コマンドプロンプトを立ち上げ、次のコマンドを入力
    adb devices
  3. 先のコマンドで、acro がPCに接続されていることが確認できたら、次のコマンドを入力して、acrobreak を acro へ転送する。
    adb push c:\hoge\acrobreak /data/local/
  4. 転送した acrobreak のパーミッションを変更して実行。
    # なお、adb shell 後は android のシェルになっているので、chomod 等は入力の前に $ が表示されている状態で、$ の後に打ち込むコマンドです。
    adb shell
    chmod 755 /data/local/acrobreak
    /data/local/acrobreak
  5. ログ画面で、[!] dance forever my only one と表示されれば成功。次のコマンドで root へ昇格。
    # これも $ の時にすることです。
    /data/local/tmp/sh
  6. $ から # に変われば、root 昇格成功。続けて、local.prop を作成するため、次のコマンドを入力。# の時に入力すること。
    echo 'ro.kernel.qemu=1' > /data/local.prop
  7. 今後、焼き直したときに楽をするため、パーミッションを換えておく。
    chmod 444 /data/local.prop
ここまで終われば、 acro の電源を落とす。落とし方?後ろの電源引っぺがすしかあるまい。
acro の kernel と system を焼く
  1. Flashtool を起動して、Flash を押す。
  2. Device で SO-02C を選択し、Firmware Content で、system.sin と kernel.sin を選択し、Wipe User Data のチェックを外して OK を押す。
  3. バックキーを押しながら、acro を USB 接続しろと言われるので、言われたとおりにする。
  4. Flashtool で arco の ROM が焼かれるまで待つ。
  5. 焼くのが終了したら acro の電源が落ちるので、一度 PC から外して電源を入れる。
ここで、Wipe User Data にチェックを入れたままだと悲しいことになるので、必ず外すこと。


お疲れ様でした。以上で acro で root 取得は成功となります。
あとは、Superuser.apk を入れるなり、busybox を入れるなり、あなただけの acro の世界が待っています。

Q: acrobreak ドコー?
A: ググって4つめぐらいにヒットする Google Docs.解析者に感謝を。

Q: su は何処にありますか?
A: xda にあります。もしくは、マーケットにあるのでそれで良いかも。マーケットにあるのは v3 だけど。

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