一度設定すれば良いだけではあるのだけど,どうせなら余ってる端末を使えないか。
ルーターに DD-WRT を入れれば,Unbound で出来るかなーと思ったけど……まだ保証期間が残っているルーターを上書きしてしまうのはちょっと。
で,どうせ新しいことを始めるなら,Raspberry Pi で運用してみることにした。
Raspberry Pi と言っても,いろいろ種類がある。
今回はAdGuard Home を動かすだけなので,一番廉価な Zero でいいかと思ったのだが……LAN無いのね。で,待機電力は 3 と変わらん。3優秀ですね。
用意したのは次のもの。
- Raspberry Pi3
- SDカード 16GB
3 は WiFi もありますけど,WiFi で運用する気は無いので。
電源挿して,Raspbian Lite をインストール。
日本語のターミナルフォントが入っていないので,文字バッケバケだが気にしない。ロケールを日本語にしたっけか。
インストール後,再起動。
ユーザ名:pi
パスワード:raspberry
でログイン。
先にIPアドレスを固定値にしてしまう。
$ sudo nano /etc/dhcpcd.confで,nano を起動。ひょっとしたら,予めサンプルが記入されているかもしれないが,その場合は適当にサンプルをいじっても可。
次のように編集。
interface eth0x.x とかは,環境にあわせて替えてください。書き替えたら,Ctrl+O で書き込み。Ctrl+X で終了。
# Raspberry Pi の IP アドレス
static ip_address=192.168.x.x/24
# ルーターの IP アドレス
static routers=192.168.x.1
# DNS,通常はルーターの IP アドレス
static domain_name_servers=192.168.x.1
念のため再起動 $ sudo reboot して,設定したIP アドレスを取得しているかどうか確認したほうが良いかもしれない。コマンドは ifconfig
次に,
$ sudo raspi-configで,raspi-config を起動して,Interface Options で SSH を有効にする。
そのまま実機で作業を続けるなら,「以下,別端末〜」までの作業は不要。
SSH さえ使えるようになれば,ターミナルログインできるので,$ sudo halt の後で HDMIやキーボードを引っこ抜き,設置場所で電源を入れる。
ssh pi@192.168.x.x
で,Raspberry Pi にログイン。
作業前に,環境のアップデートを。
で,また再起動。$ sudo reboot してまたログイン。$ sudo apt update $ sudo apt full-upgrade -y $ sudo apt autoremove -y $ sudo apt clean
後は,このとおりやれば出来るんですが,補足を。
ここに載っているコマンドでは,最新版がインストールされません。ただ,この通り上書きで良いので,2月20日現在では
$ cd $HOMEこれで最新版になるでしょう。
$ sudo ./AdGuardHome -s stop
$ wget https://github.com/AdguardTeam/AdGuardHome/releases/download/v0.92-hotfix2/AdGuardHome_v0.92-hotfix2_linux_arm.tar.gz
$ tar xvf AdGuardHome_v0.92-hotfix2_linux_arm.tar.gz
$ sudo ./AdGuardHome -s start
インターフェースも,http://192.168.x.x:3000 とかで,ウェブブラウザ上からアクセスできるってのは手軽で良いです。
あとは,
- 各端末の DNS を Raspberry Pi にする
- ルーターの DNS を Raspberry Pi にする
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