2013年11月24日日曜日

土管屋

エンドユーザとしては,土管屋は配管だけやっててね!なのだが。


土管屋側としての考えとなると,茸は正しい。
既存の携帯会社ごとにカスタマイズを要求することによって,サードパーティの入る余地を無くし,製造会社の携帯電話でなく,土管屋の携帯電話として売ってきた。
日本ではあまりにも土管屋が強すぎたため,外部サービスも土管屋への寄生だった。

それが,日本でも本当に,本当に少しずつではあるが携帯電話=携帯会社では無くなりつつある。

これまで殿様商売を繰り広げていた土管屋の,既存の日本独自仕様が尽くぶっ壊されていく様を見るのは,非常に痛快ではあるのだけれども,それは配管に回す収益が減ると言うことでもある。

通話料金はP2Pによる無料通話ソフトに取られ,ショートメッセージは無料のメッセンジャーサービスに取って代わられる。パケット定額で,同じような機能を使えるならば,誰が有料を使うというのか。また,ユーザ数では文字通り桁が違う他デバイスのサービスが,いきなり畑違い(と言うよりも,柵をして囲ってあった)であったハズの所へ乗り込んできたのだから。

対策が,土管の強みを生かした閉栓のみ。「使えなくする」という後ろ向き対策だけだったのだから,どうしようもない。喧嘩するならば,使えなくして時間稼ぎをしつつ,他デバイスへ直ぐに打って出るべきだった。もう遅いが。
今更自社基盤を元にした,コンテンツ等提供企業となり,今度は既にコンテンツを持った企業とやり合おうとしているが,彼らは他のデバイスにおいてコンテンツ等の質そのもので既に成功を収めている事が多い。

自社の利益を確保するには,自らが他のサービス提供者になるしかない。
それこそが,dマーケットを中心とした少しでもキャリアで収益を得る手段。通信事業で食われた分を補填するための手。

でもさ。
いくら店頭で加入させられてもさ。

評価されるのは,土管屋が模倣でゼロから始めた事ではなく,既存の同等サービスとの比較。開始時点から,同等サービスより劣っているなら,新規加入や機種変更での強制加入以外で,情報弱者以外は継続する人いませんよ。

dビデオも後から PC でも閲覧できるようにしましたが,スタートの時点で既に終わっています。今後は恐らく,ドコモ ID を軸にデバイスの垣根を越えたコンテンツ等提供企業も目指しているのでしょうが,開始時点が窮屈なんですよ,やること為すこと。

そのエンドユーザに対する窮屈さこそが,これまで携帯だけの世界で我が世の春を謳歌できた事実ではあるのでしょうが。

……いくら業務がカオスになっているからって,何書いてんだろ。さー仕事だ仕事。願わくば継続したい土管屋に変貌してくれますように。

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